2008/04/20(日)に書かれた記事です。

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枯山水 in堺 大阪奈良京都滋賀兵庫和歌山/外構工事可

公開日:2008/04/20(日)
日本庭園の様式の1つに枯山水というものがあります。

枯山水は、水を用いず、白い小石や砂で水面を表現し、石を山に見立て山水の風景のように造りあげる庭園様式です。 枯山水で有名な京都の龍安寺の石庭:方丈庭園は植物を用いず、庭一面に白砂が敷き詰められ、15個の石が配置されています。

枯山水はの歴史の背景には禅宗が深くかかわっていることもあり、庭を観ていると心を落ち着かせ、清らかにしてくれる不思議な力を感じます。



大阪府堺市の南宗寺には、植栽を用いた枯山水があります。
橋がかかり、白砂だけを敷き詰めた水面は侘び寂びの極みといった雰囲気。
国の名勝に指定されています。


寺院のような立派な庭園は無理でも、枯山水のあるお庭や坪庭なんてのもいいもんです。縁側からお庭を眺めながら、何も考えない時間も必要かもしれませんね。


南宗寺境内には、利休好みの茶室:実相庵や千利休一門の供養等、徳川家康のものと伝えられる墓があり、とても興味深い場所です。
 11月1日〜11月11日まで開催される堺文化財特別公開にて、南宗寺の方丈(本堂)が特別公開され、中の襖絵などを観ることができるそうです。(本堂の公開は今回が初めてです。)