公開日:2011/06/09(木)
こんにちは、メンテナンス担当の小橋です
ジメジメした毎日をどうお過ごしですか?
今日は、外構とは少し違いますがカビの対策についてお話したいと思います。
カビは、湿度70%以上、ホコリや人のアカなどの汚れ、気温が20度以上のこの三つ条件が揃うと
どんどん増殖していきます
ここ最近では、加湿器の使いすぎで「半ば人工的な発生」も多くなってきているみたいです
カビを防ぐためには、まず
・水滴や結露などの水分はなるべく早くふき取りましょう。
・晴れの日には、窓を開けて換気しましょう。(雨の日は、除湿機を使いましょう。)
・ホコリや汚れが溜まらないうちに、「予防掃除」をしましょう。
この三点はカビ対策には大切です。
● 浴室
なんといっても水気を取るのが一番です。わたしも風呂上りはバスタオルで手の届く壁面、ドア内面くらい拭き取りましょう。壁の上部や天井などは柄の付いたモップで拭き取るか、もしくはゴムスクイジーなどで一気に水気をきりましょう、スクイジーの扱いに慣れると、窓の掃除にも役立ちますよ。
また、壁面などのタイルなどはつるつるとした平滑なタイル面とは違い、目地部分は凹凸部分があるので、湯垢やヒトの垢がとどまりやすいので、
入浴が終わったら「温水→冷水」シャワーの順でよく洗い流し、バスタオルやゴムスクイジーなどで水分を除去し、最後は、拳一つ分ドアを空けて、次の朝まで換気扇を回しておくといいです。
プロの掃除屋さんに頼むのも一つの手です。
● キッチン
流しから跳ねた水や汁が壁タイルや防水コーキングにつき、それがカビの原因となります。これがキッチンで一番良くあるカビです。飛び散った水や汁は、面倒でもきちんとフキンで拭いておきましょう。蛇口廻り、排水溝周辺にも同じ事が言えます。さらに消毒用アルコールで拭きあげるとカビ予防にもなります
。
● 窓・窓周辺
ゴムビート(パッキン)に積もるホコリや汚れを除去しましょう。そのほかとしては「出窓」など、なかなか掃除しにくい窓枠周辺の木部は、気がつけば結露で腐っていたってことがよくありますので要注意。
● 押し入れ
盲点、「押し入れ」。押し入れの襖は片方を開けてもあまり意味がありません。換気というのは開口部が2箇所以上ではじめて機能するからです。ですので、襖は左・右とも常にすこしだけ開けて風を通しておきましょう。それ以上に効果的なのは、スノコを敷くことです。スノコの上に布団を乗せ、布団の両サイド・後ろに少しスキマを作っておくと100点です。さらには扇風機で1箇所に溜まった空気を動かしてあげたり、除湿剤を設置・和室全体に除湿機をかける、除湿・消臭備長炭シートを壁面や底面に敷くのも効果があります。大掃除時は消毒用のアルコールで拭きあげ・もしくは噴霧しておくとOKです。
● エアコン
エアコン内部は常にカビの住みやすい状況。フィルターの掃除はまめにしても、嫌な匂いがするのは、吹き出し口の内部に既にカビが生えているからなのです。つまりフィルターのみの洗浄だけでは、どうしても不十分なのです。汚れてくると電気代にも負担がかかりますので、最低2〜3年に一度は専門業者によるエアコンクリーニング(エアコン分解洗浄)でスッキリして下さい。
● 家具やその他インテリア
カビは家具や内装を傷めるばかりではなく、ダニの発生やアトピー性アレルギーを引き起こす原因にもなります。家具の上に積もり積もったホコリは早急にお掃除、壁に隙間無くぴっちりつけている家具は5cmくらい離して空気が通るように今すぐ移動してあげましょう。このとき、家具の下にスノコを敷いて2cmくらい床から離してあげるとより効果的。
● じゅうたん・カーペット
普段は掃除機掛け。取れにくい髪の毛などは粘着ローラーを使いましょう。雨の日は除湿機をタイマー掛けして外出するのも効果的。一番気をつけないといけないのはカーペットの上に「じかにものを置かないこと」です。じかに置いてあるものは、スノコの上に置きなおすなどの対策をとってください。そして3〜4年に一度はカーペットクリーニングでダニなどの衛生害虫や生活汚れから清潔な環境を取り戻しましょう。
● その他の場所のカビ
玄関の下駄箱には市販の除湿剤や新聞紙を丸めて入れておきます。備長炭シートは、炭の力で匂いやホルムアルデヒド臭も吸収してくれます。
それでも、生えてしまったカビへの対策
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そうはいってもカビを完全に予防することは難しいものです。そこで生えてしまったカビへの対策を知っておきましょう。
まずは浴室。できれば樹脂製のタイル目地用のブラシ(なければパーム=亀の子タワシやズック=靴用ブラシなど)で水をかけながら目地部分を軽くこすります。これだけでも意外と落ちるものです。落ちなければクリームクレンザーをつけてこすってみてください。落とせれば、あとは消毒用アルコールを綿棒などでつけておけばカビ予防にもなり、100点です。
これでも落ちない場合は、カビ取り剤や台所用漂白剤などの化学の力を借りましょう。スプレーまたは、ブラシやハケなどで塗布し、指定時間きちんと待ちましょう。すぐにこすってはいけません。しばらく放置することによって、じわじわ作用しますので、ここはじっと我慢の子です。最後はよく水洗いして、乾燥させることです。重度のカビの場合、1回で落すのは難しいので、同じ作業を2〜3回繰り返すときれいになるでしょう(このとき、ゴーグルやマスク、手袋は必ず着用してください)
その他、家具や畳、窓のゴム部分やキッチンの防水コーキング、エアコンの吹き出し口や押し入れ内部などは、汚れを取り除いた後、「消毒用アルコール」で拭きあげておきます。消毒用アルコールの代わりに、お酢を水で半分に薄めた「酢酸スプレー」を作って、それで拭きあげるのも効果的です。
ウッドデッキは、人口も天然もカビが繁殖しないように雨が降った日などは、よく水を拭き取ってあげて下さい
また、次回お会いしましょう。
ジメジメした毎日をどうお過ごしですか?
今日は、外構とは少し違いますがカビの対策についてお話したいと思います。
カビは、湿度70%以上、ホコリや人のアカなどの汚れ、気温が20度以上のこの三つ条件が揃うと
どんどん増殖していきます
ここ最近では、加湿器の使いすぎで「半ば人工的な発生」も多くなってきているみたいです
カビを防ぐためには、まず
・水滴や結露などの水分はなるべく早くふき取りましょう。
・晴れの日には、窓を開けて換気しましょう。(雨の日は、除湿機を使いましょう。)
・ホコリや汚れが溜まらないうちに、「予防掃除」をしましょう。
この三点はカビ対策には大切です。
● 浴室
なんといっても水気を取るのが一番です。わたしも風呂上りはバスタオルで手の届く壁面、ドア内面くらい拭き取りましょう。壁の上部や天井などは柄の付いたモップで拭き取るか、もしくはゴムスクイジーなどで一気に水気をきりましょう、スクイジーの扱いに慣れると、窓の掃除にも役立ちますよ。
また、壁面などのタイルなどはつるつるとした平滑なタイル面とは違い、目地部分は凹凸部分があるので、湯垢やヒトの垢がとどまりやすいので、
入浴が終わったら「温水→冷水」シャワーの順でよく洗い流し、バスタオルやゴムスクイジーなどで水分を除去し、最後は、拳一つ分ドアを空けて、次の朝まで換気扇を回しておくといいです。
プロの掃除屋さんに頼むのも一つの手です。
● キッチン
流しから跳ねた水や汁が壁タイルや防水コーキングにつき、それがカビの原因となります。これがキッチンで一番良くあるカビです。飛び散った水や汁は、面倒でもきちんとフキンで拭いておきましょう。蛇口廻り、排水溝周辺にも同じ事が言えます。さらに消毒用アルコールで拭きあげるとカビ予防にもなります
。
● 窓・窓周辺
ゴムビート(パッキン)に積もるホコリや汚れを除去しましょう。そのほかとしては「出窓」など、なかなか掃除しにくい窓枠周辺の木部は、気がつけば結露で腐っていたってことがよくありますので要注意。
● 押し入れ
盲点、「押し入れ」。押し入れの襖は片方を開けてもあまり意味がありません。換気というのは開口部が2箇所以上ではじめて機能するからです。ですので、襖は左・右とも常にすこしだけ開けて風を通しておきましょう。それ以上に効果的なのは、スノコを敷くことです。スノコの上に布団を乗せ、布団の両サイド・後ろに少しスキマを作っておくと100点です。さらには扇風機で1箇所に溜まった空気を動かしてあげたり、除湿剤を設置・和室全体に除湿機をかける、除湿・消臭備長炭シートを壁面や底面に敷くのも効果があります。大掃除時は消毒用のアルコールで拭きあげ・もしくは噴霧しておくとOKです。
● エアコン
エアコン内部は常にカビの住みやすい状況。フィルターの掃除はまめにしても、嫌な匂いがするのは、吹き出し口の内部に既にカビが生えているからなのです。つまりフィルターのみの洗浄だけでは、どうしても不十分なのです。汚れてくると電気代にも負担がかかりますので、最低2〜3年に一度は専門業者によるエアコンクリーニング(エアコン分解洗浄)でスッキリして下さい。
● 家具やその他インテリア
カビは家具や内装を傷めるばかりではなく、ダニの発生やアトピー性アレルギーを引き起こす原因にもなります。家具の上に積もり積もったホコリは早急にお掃除、壁に隙間無くぴっちりつけている家具は5cmくらい離して空気が通るように今すぐ移動してあげましょう。このとき、家具の下にスノコを敷いて2cmくらい床から離してあげるとより効果的。
● じゅうたん・カーペット
普段は掃除機掛け。取れにくい髪の毛などは粘着ローラーを使いましょう。雨の日は除湿機をタイマー掛けして外出するのも効果的。一番気をつけないといけないのはカーペットの上に「じかにものを置かないこと」です。じかに置いてあるものは、スノコの上に置きなおすなどの対策をとってください。そして3〜4年に一度はカーペットクリーニングでダニなどの衛生害虫や生活汚れから清潔な環境を取り戻しましょう。
● その他の場所のカビ
玄関の下駄箱には市販の除湿剤や新聞紙を丸めて入れておきます。備長炭シートは、炭の力で匂いやホルムアルデヒド臭も吸収してくれます。
それでも、生えてしまったカビへの対策
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そうはいってもカビを完全に予防することは難しいものです。そこで生えてしまったカビへの対策を知っておきましょう。
まずは浴室。できれば樹脂製のタイル目地用のブラシ(なければパーム=亀の子タワシやズック=靴用ブラシなど)で水をかけながら目地部分を軽くこすります。これだけでも意外と落ちるものです。落ちなければクリームクレンザーをつけてこすってみてください。落とせれば、あとは消毒用アルコールを綿棒などでつけておけばカビ予防にもなり、100点です。
これでも落ちない場合は、カビ取り剤や台所用漂白剤などの化学の力を借りましょう。スプレーまたは、ブラシやハケなどで塗布し、指定時間きちんと待ちましょう。すぐにこすってはいけません。しばらく放置することによって、じわじわ作用しますので、ここはじっと我慢の子です。最後はよく水洗いして、乾燥させることです。重度のカビの場合、1回で落すのは難しいので、同じ作業を2〜3回繰り返すときれいになるでしょう(このとき、ゴーグルやマスク、手袋は必ず着用してください)
その他、家具や畳、窓のゴム部分やキッチンの防水コーキング、エアコンの吹き出し口や押し入れ内部などは、汚れを取り除いた後、「消毒用アルコール」で拭きあげておきます。消毒用アルコールの代わりに、お酢を水で半分に薄めた「酢酸スプレー」を作って、それで拭きあげるのも効果的です。
ウッドデッキは、人口も天然もカビが繁殖しないように雨が降った日などは、よく水を拭き取ってあげて下さい
また、次回お会いしましょう。