スロープを設ける際の基礎知識|外構・リフォーム工事
自転車・車いすが楽に通れる傾斜はどのくらい?何m必要?外構工事の参考に!
本日は、ちょっと分かりずらそうなスロープのお話です🤔💦
こんな風にお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
という訳で今回は、初心者でもわかりやすい!スロープの基礎知識について解説しますよ😉✨
■ 目次
スロープとは?
スロープは、傾斜のある通路のことです。
基本的に、家は地面より高い位置に作られることが多い為、玄関の前には必ず1段または2段の階段やステップができるのですが、車いすやベビーカーだと階段は使いづらいですよね。
そこでっ!スロープを設置することで、足腰の弱い人や自転車、車いすなどが通りやすくなるのです。
いかがでしょう?スロープは段差を解消するための便利なものであることが、お分かりいただけましたでしょうか?😉✨
スロープの幅
スロープの幅は、車いすのみの場合は 90cm!
スロープ内で回転を必要とする場合は、水平な幅150cm程度のスペースが必要です。
また、スロープが長い場合は、9〜10m程度毎に踊り場を設けるべきとされています。
スロープの角度
車いすを利用される方は、角度によってかなり使い勝手が違ってきます。
イメージしやすいようにここからは図解で解説しますね!
■ 角度15度の場合
電動イスは自走可ですが、電動出ない場合はかなり力を要します。
この角度を作るには 段差の4倍の長さのスロープを設置する必要があります!
例)段差30cmの場合、スロープの長さは120cm
スロープの長さ2m位まででしたら、介助の方の押し上げ勢いで使用できます。
車いすは、重心が高い位置にあります。急な傾斜では後ろに転倒しやすくなりますので、15度を超える急な角度のスロープはオススメできません。
※スロープの角度は、車いすの種類や利用者の体重、介助する方の体力などによっても異なります。
■ 角度10度の場合
スロープの基本傾斜はだいたい10度くらいになります。
この角度は段差の6倍の長さのスロープを設置すればでる角度です。
例)段差30cmの場合、スロープの長さは180cm
電動車いすの自走はもちろん、介護の方がより楽に使用者の乗った車いすを上昇・下降できます。
■ 角度5度の場合
この角度ですと車いすがほぼ自走出来ます。
ちなみに、この角度は段差の12倍の長さのスロープを設置すればでる角度です。
例)段差30cmの場合、スロープの長さは360cm
3m以上のスロープの場合は、手すりを付けた方が安全です。
公共施設など常設のスロープの場合、傾斜角度5度以下がおすすめです。
"ハートビル法"には・・・
さて、皆さま、"ハートビル法"という法律をご存じでしょうか?
主に病院や図書館などを対象とした法律で、高齢者や身障者が利用しやすい建築を推進するための基準法のことです。バリアフリー化ってことですね!
このハートビル法によると、車いすを利用する場合のスロープの長さは、段差の12倍以上であることが望ましいとされています。
もし、ご家庭のスロープに公共施設並みの安全性をお求めでしたら、この基準を参考にするのがオススメですよ👷✨
さいごに
スロープの基礎知識について、初心者の方にもわかりやすいように説明してまいりましたが、いかがでしたか?
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