外構業界の実態(下請依存型) 〜 外構屋としての想い

外構・エクステリア業界の裏事情を暴露。ハウスメーカーと下請け外構会社の関係・厳しい現状、プランナーが現場監督までこなす実態など。

日本の“外構・エクステリアの業界”の体質 〜ここが変だよ〜

外構・エクステリア業界の体質  日本の外構・エクステリア業界の構造は下請体質であり、基本的に保守的です。昔はこのような状況ではなく、家は地元の工務店、外回りは外構屋、庭は植木屋と、ある程度の棲み分けができていたようです。
  今では大資本をバックにブランド化されたハウスメーカーの出現により、完全なゼネコン式ピラミッドの構造が出来上がってしまっています。

 それはそれでいいのです。時代の流れもあるでしょう。また、その流れによって外構会社が潤ったという歴史もあるのです。
 昨今の不景気に、少子化問題・着工数減少などなど、業界をも巻き込む問題があるにも拘わらず、各ハウスメーカーは「ブランドへの信用」を保ち、高めながら、必死になって生き残りのためにしのぎを削り合っています。受注合戦で大変な思いをしているのです。
  では、末端の下請外構会社の多くも同じ思いで戦っているのでしょうか? 私たちが見る限り、「戦っている」のではなく「しがみついている」ように見えるのです。
 元請であるハウスメーカーからは「品質の向上」「施工管理の向上」「価格削減」を増々求められます。それは外構施工のプロとして対応するのが当然です。
■ ハウスメーカーと下請外構会社
 しかしそれだけでは収まらず、ハウスメーカーは無理難題を押し付けているようにも感じられます。一方的な「一斉単価の引き下げ」や「エクステリア金物の支給」…。そこに理由はありません。下請外構会社は内心では怒っています。でも仕事にしがみつきます。
 プランについてもそうです。お客様の要望も聞けずに「とにかく価格を抑えた外構プランを作成してくれ!」と言われ、我々下請けは徹夜してでも値段を抑えたカタチだけのプランを作成するのです。 このような状況で、下請外構会社は本当にお客様のことを考えることができるのでしょうか。外構会社はメーカーの顔色を伺うのに必死なのです。それはそれで仕事なのですが…。でも、中心にいるのはお客様なのに…。

 また、最近の動向としてハウスメーカーの中には、外構エクステリア工事や価格の取り込みを巧妙に実践している動きがあります。
 ハウスメーカーでする外構エクステリア工事は、価格面でも高いのをご存知でしょうか?

 しかしブランドによる安心保証が見返りにあると考えるものです。ですからハウスメーカーはその外構工事を1次工事と2次工事に分け、 建物契約時に外構1次工事のみ一緒に契約し、2次工事はメーカーを介さず同一下請業者を直接紹介する方法を行っています。この方法は元来、高台の敷地などでRC擁壁(鉄筋コンクリート擁壁)などの土留工事が必要とする場合のみ採用していました。ではなぜこのシステムが巧妙なんでしょう・・・。
 お客様からすれば、建物契約の時の心理は家のことで頭がいっぱいであり、外構エクステリアに対する知識がない状態なのが普通です。ではその状態でする外構1次工事契約の価格は高いか安いか、良いのか悪いのか、見分けが付くでしょうか? このシステムにより、事前にハウスメーカーで外構・エクステリア工事をしているので、家が建った後の2次工事も保証や基礎の問題など色々な名目を付けて、ハウスメーカーより値段の安い他の外構業者に依頼されないように囲い込んでいるのです。

 問題は、こうしたハウスメーカーによって構造的に作り出された下請け体質にあります。正直言って、私たちはこの業界があまり好きではありません。外構・エクステリアという仕事が好きなだけ、なのです。

巷の“外構・エクステリアの業界”の体質 〜ここが変だよ〜

外構・エクステリア業界の体質  外構・エクステリアの仕事も、住宅と似ています。外構会社が外構工事に関して全ての作業を行えるかといったら、それは無理な話です。住宅同様に、左官屋がいて、大工がいて、とそれぞれ違います、外構会社も同じ。それぞれのプロがいます。それぞれにポジショニングがあります。得意分野がそれぞれ違うわけです。施工の専門家である各分野の職人がいて、その工事管理をする施工班の親方、住宅建築でいえば“棟梁”がいます。お客様と話をして、どういう外構が最適かを考えるのがプランナーです。

 私たちはプロだから、お客様が代価を払って依頼してくださるのです。
 それなのに巷の外構・エクステリア工事会社は、プランナーと現場監督と現場職人を兼任。最後には社長もやって、その他全部を1人で兼任なんていうケースも少なくありません。

 そもそも、それぞれ本来、違う職種であるはずなのに、です。

 プランナー現場監督が同じ者の方が良いのでは、と思う人もいるかもしれませんが、両者はやるべき仕事自体がまったく異なります。職域が違うのです。
 プランナーはお客様の生活スタイルの具体化について考え、行動します。現場職人たちはプロの施工で現場を仕上げる大変重要な仕事です。メンテナンスは、外構・エクステリア引渡の後で、我々が行った工事の不備な箇所がないかをフォローし、お客様との間で想定していた目的が、その後の生活で達成されているかをチェックする仕事です。
 この仕事を全て一人で、しかも何人ものお客様を抱えながら完璧にこなす事は果たして容易でしょうか?  
■ 多機能職人と専門分野のスペシャリスト
 現状の外構会社の体質は、求められる能力が全然違うのに、コスト面からもなるべく一人の人間にやらせようとする傾向にあります。 それぞれの者がハイレベルなプロフェッショナルであれば、それでOKなはずです。
 でも現実は、本当のプロレベルまで到達しないうちに、どんどんプランナー現場管理や営業を兼任でしなければならないのです。
 はたして、多機能職人はプロなのでしょうか。それを求められる当人にとっては辛い仕事です。ですからこの業界では優秀な人間ほど、見切りをつけて職場を辞めてしまうか、独立していくのです。
 なにかを極めようとするとある程度、内向的じゃないと物事を極められません。
 なにかを極める人間って、社交的に見える人もいるかもしれないけど、実は内向的で、自分に対して要求を突きつけてる側面があるように思います。

 ファミリー庭園の場合、外構・エクステリアについての基礎知識は必要です。
 でも、そこから先は、どのスペシャリストを目指しても構わないのです。住宅を建てるにも色々な分野のスペシャリストがある。とすれば外構にもそれぞれ専門分野がある。
 営業だって、いろんなタイプの営業がいるじゃないですか。それぞれのスペシャリストがファミリーとして力を発揮する組織の方がいいのと思うのです。

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